奄美パッションフルーツは甘酸っぱい香りを持つトロピカルフルーツです。果肉は種子と果汁が一体となった半透明のゼリー状。果実は横割りにカットして、オレンジ色の果肉と果汁を飲み込むように食べます。とても珍しい果物ですよね(^○^)
糖度は平均して18度以上(ブリックス測定)。
これだけ味の濃い果物、ご存知ですか?
単純には比較できませんが、最高級なメロンやマンゴーでも糖度15度ほどですから、パッションフルーツが、どれだけ味の濃い果物かお分かりになるでしょう。
夏の暑い時は冷蔵庫でひんやり冷やしたパッションフルーツを1個召し上がると、体の芯からリフレッシュできます。暑いときこそトロピカルフルーツの本領発揮!ですよね。
パッションフルーツの香りと甘酸っぱさを活かして、例えば写真のようにバニラアイスとまぜあわせると簡単にトロピカルデザートを楽しめます。リゾート地でしか味わえない本格的なデザートが、ご自宅ですぐに楽しめるのも嬉しいですよね。
バニラアイスにパッションフルーツの果肉とを混ぜ合わせたトロピカルデザート。
畑では樹上完熟を迎えた真っ赤に熟したパッションフルーツが増えています。
奄美パッションフルーツは、夏場(主に7月)と冬場(12月)に収穫できます。今では夏場の収穫がほとんどです。ちなみに奄美大島の品種は、サマークィーンやルビースターが多く、俗に奄美系パッションフルーツと呼ばれています。沖縄は南十字星という品種が多いです。
パッションフルーツは、花のオシベとメシベの形が十字架にかけられたキリストの姿を連想させる為、Passion Fruit(キリストの受難の意)と名付けられました。名前の由来は諸説がありますが、どれもキリストの受難にちなまれています。
和名は果物時計草(クダモノトケイソウ):名前の由来は花が時計を連想させるからです。奄美では「時計草(とけいそう)」とも呼びます。年配の方には「トケイソウ」の呼び名のほうが一般的でしょう。